
こういった疑問に答えます。
不動産一括査定サイトは、一度に5社以上の不動産会社に査定依頼ができる便利なサービス。
一方でデメリットもあります。なのでそれを理解しておかないと、結局マイホームを安く売ってしまうことに…。
今回は不動産一括査定サイトのメリットとデメリットから、利用の流れ、サイトの選び方の解説です。
本記事を読めば、安心して一括査定サイトが利用できるようになり、選ぶポイントも分かるようになるかと。
本記事の内容
- 不動産一括査定サイトのメリットとデメリット
- 不動産一括査定サイトの利用方法
- 不動産一括査定サイトの選び方
私は3年前に中古マンションを購入。
購入する前から売却したらいくらで売れるか、賃貸に出したらいくらで貸せるのかを調査しました。
このリセールバリューを優先した結果、今マンションを売却しても当時と同じくらいの査定額です。
それでは見ていきましょう~。
不動産一括査定サイトのメリットデメリット
まずは一覧でまとめます。
✔メリット
- 指先一つで5社以上に査定依頼ができる
- 実際の売却価格の目安がわかる
- 囲い込みを防げる
✔デメリット
- 匿名では利用できない
- しつこい電話があるかも(※撃退可能)
- 現実離れした高い査定額を出す業者もいる
メリット①:指先一つで5社以上に査定依頼ができる
家を高く売るには複数の不動産会社に査定を依頼して、価格を比較することが大切です。
なぜなら1社だけでは価格の妥当性がわからないから。
想像してみてください、スマホが無かった時代を。
5つの不動産会社に査定をお願いしようとしたら・・・
- 先ずは近所の不動産屋に相談
- 次に隣町の少し大きな不動産屋に相談
- さらに電車に乗って大きな駅の不動産屋に相談…
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貴重な休日がつぶれちゃいますね。
スマホがあれば自宅にいながら指先一つで5社以上に査定依頼ができます。控えめに言って便利すぎ。
メリット②:実際の売却価格の目安がわかる
査定をしないと実際の売却価格は分かりません。
なぜなら不動産の価値はさまざまな要素を総合的に判断して決まるから。たとえば、築年数、不動産の状態、駅からの距離、立地、物件の間取りや広さなど。
つまり査定依頼をすることで、家がいくらで売れるかを把握することができます。
メリット③:囲い込みを防げる
1社だけに売却をお願いすると、不動産会社は他社が見つけた買主に物件を売ろうとしないことがあります(これが囲い込み)。
なぜなら、不動産会社は自社で買主を見つけた方が、あなた(売主)と買主の両方から仲介手数料がもらえるから。

また手っ取り早く売るために、物件を容易に値引きさせる不動産会社もいるのが現実。
複数社に売却を依頼することで、この囲い込みを防ぐことが可能。
つまり、不当に安く売ることが避けられます。
囲い込みと両手取引についてはあなたの家を高く売る方法【先ずはこの3つを押さえよう】にて詳しく解説しています。
続いてはデメリットを見ていきましょうっ。
デメリット①:匿名では利用できない
住所、築年数、広さ、氏名、連絡先などを入力する必要あり。
とはいえ実際に家を売却する場合、不動産会社との契約もあるので匿名のまま売却することはできないですよね。
匿名でも査定してくれるサイトはありますが「3000万円~3500万円」のように幅があるので、精度はあまり高くありません。
同じくらいの精度であれば自分で調べることも可能。なのであまり匿名サイトを使うメリットはないかと。
関連記事>>>家を売る前に相場をサクッと調べる方法【高く売るコツも解説】
デメリット②:しつこい電話があるかも(※撃退可能)
結論として、しつこい電話がかかってくる可能性は低いです。
なぜなら、しっかりした審査を受けないと不動産会社も不動産一括査定サイトと提携することができないから。
さらに、クレームの多い不動産会社は一括査定サイトから提携を解除されてしまいます
とはいえ5~6社の不動産会社に査定依頼がいくので、電話がかかってくるかもしれません。

わたし押しに弱いから電話はイヤやわ
そんな時の対応策もご紹介します。
対応策①:机上査定を選ぶ
- 机上査定 ※ 物件の情報や過去の成約事例をもとに簡易的に査定する方法
- 訪問査定 ※ 現地を見ないとわからない、室内の状態や近隣の状況も加味してより正確な価格を査定する方法
査定方法は机上査定と訪問査定の2種類。
机上査定であれば不動産会社と電話で連絡する必要はありません。
とはいえ、営業の一環で電話がある可能性も。そんな時の対応策がこちら。
対応策②:査定結果はメールで提示をお願いする

備考欄に「査定結果はメールで提示をお願いします」と記入しましょう。
そうすれば、不動産会社にもその希望が伝わります。
これでほとんど電話はくることはないかと。
対応策③:それでも電話があった場合
「家を売るかどうか少し考えたい」と言えばOK。
もしくは「断り代行サービス」がある不動産一括査定サイトもあるので、それを利用するのも良いかと。
1回ならまだしも、しつこく電話してくる業者は宅建法に違反しています。その場合は不動産一括査定サイトに連絡を入れましょう。
まず、契約を勧誘するにあたっては、「今申し込まなければ損です」などのセールストークが用いられることがありますが、不当に契約締結を急がせる行為は、宅建業法違反です。
また、一度断ったにもかかわらずしつこく電話をかけてきたり、長時間にわたって電話を切らせなかったり、あるいは深夜や早朝に電話をかけるなどの行為は、私生活又は業務の平穏を害する方法によって相手方を困惑させる行為に該当することになり、違法です。
引用元:全日本不動産協会
デメリット③:現実離れした高い査定額を出す業者もいる
なぜなら契約を取りたいから。
こうゆう業者はしばらくすると「今の価格では売れないので、値段を下げをしましょう」と言ってきます。
対策としては、周辺の相場を自分で確認しつつ、いくつかの不動産会社と比べて明らかに高い場合は気を付けた方が無難かと
メリットとデメリットはこんな感じですかね。
次に不動産一括査定サイトの利用方法を見ていきましょう。
不動産一括査定サイトの利用方法【3ステップ、60秒で完了】

①まずは物件の住所など基本情報を入力。

②次にアンケートに回答。この時に机上査定を選択しましょう。

③最後に、氏名や連絡先、メールアドレスを入力すれば完了。
だいたい60秒で最大5~6社に査定依頼をすることができます。
机上査定が届いたら
2~3社に絞って訪問査定(詳細査定)を依頼しましょう。
気になる事はどんどん質問して、担当者の知識や人柄などを確認しつつ、詳細の査定価格が出てきたら、2社くらいと一般媒介契約を結びます。
その後に不動産会社の販売活動開始という流れ。

で、不動産一括査定サイトはどれを使えばいいの??
最後に、どんな不動産一括査定サイトを選べば良いか見ていきましょう~。
不動産一括査定サイトの選び方

安心して利用できるサイトが一番かと。
なぜなら、不動産一括査定サイトはどこも無料で利用できるから。
また、どのサイトも複数の不動産会社に査定を依頼するので、どのサイトを利用しても価格を比較することが可能。
つまり、このサイトで依頼をしたら一番高く売れるということもありません。
なので、安心して利用できるサイトが一番かと。

安心って??
具体的には
- 利用者数が多い
- サポート体制が充実している
- 長年サービスを提供している老舗サイト
利用者数が多い
シンプルに利用者がたくさんいるサイトは安心して使えます。
例えば、ネットショッピングするならAmazonや楽天ですよね。評判が悪ければ利用者数は増えません。
不動産一括査定サイトは日常で利用することがないので、どこがメジャーかわかりづらい…。
なので「利用者数が多い=評判も良い」という安心して使える指標になるかと。
サポート体制が充実している
サポート体制が充実してると利用する側としては安心。
具体的には以下の通り。
- クレームの多い業者は提携解除して排除する
- 売却に関して不動産会社には相談しにくいことも相談できる
- 査定に納得いかない時などは、代わりに断りの連絡を入れてくれる
利用者ファーストのサービスを提供しているサイトは心強いですよね。
長年サービスを提供している老舗サイト
長年サービスを提供してるからこそ、ノウハウも蓄積され、実績ある不動産会社と提携することができます。
それだけ信頼もできるかと。
とはいえ個人差もあるので、色々とサイトを見て安心感のある不動産一括査定サイトを利用してみましょう。
おすすめの一括査定サイトについては家を高く売るなら一括査定がおすすめ【その理由とおすすめ3サイト】にて紹介しています。
不動産一括査定サイトのメリットとデメリット:まとめ

不動産一括査定サイトは簡単に複数の不動産会社に査定依頼ができるので、あなたの大事な家を高く売るためには不可欠なサイト。
デメリットもありますが、時間も手間もかからないので使うメリットの方が大きいかなと~。
家を高く売りたい方は無料なのでいますぐどうぞ。
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不動産一括査定サイトって利用した方がいいの?
どのサイトを利用すればいいかわからない…
しつこい電話とかはない?