【社会的証明の原理とは?】隣人の真似をしてしまう愚かさ

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・社会的証明の原理って何?

・具体的に分かりやすく知りたい。

本記事ではこんな疑問を解決します。

 

・とりあえず口コミ1位の製品を買えば間違いないかな?

・最近、テレビ番組で不適切な演出が多いけど何で?

・レストランでどのフォークから使えば良いか分からなかったから、隣の人の真似をした

日常でをこんな経験したことありませんか。

これらは全て社会的証明の原理という心理作用が関係しています。

 

◎本記事の内容

・社会的証明の原理を分かりやすく解説

・社会的的証明の原理によって、現実が歪められることもある

 

◎本記事の信頼性

・メンタリストDaigoさんもおススメしている影響力の武器を参考に解説しています。

 

 

社会的証明の原理とは

社会的証明の原理とは

ある行動を遂行する人が多いほど、それが正しい行動だと見なしてしまうこと。

つまり他の人がどのように行動して、何を信じているのかを見ることで

自分がどのように振る舞うべきか、何を信じるべきかを模倣すること、です。

 

社会的証明の原理が私たちに及ぼす影響

 

社会的証明の原理はどのような形で私たちに影響を及ぼすのでしょうか。

それは購買における意思決定、恐怖心の低減など多様な場面で影響を及ぼします。

 

具体例1 録音笑い

 

身近な例だと、バラエティーでよく使われる録音笑いです。

録音笑いを使用することで、笑いの回数が多くなり時間も長くなること、

そのネタが面白かったと評価することがいくつかの実験でも証明されてます。

本質的な部分ではなく、ただの音に対して反射的に反応をしてしまう、行動心理学の分かりやすい例です。

 

具体例2 魅力的な広告

 

良い口コミの評価やランキング1位!なども社会的証明の原理が働きます。

製品が良いことを直接理解してもらわなくても

製品が良いという証拠が十分にあることを強調しているのです。

自分で何を買うか決められる人はわずか5%、残りの95%は他人のやり方を真似する、とも言われてます。

 

具体例3 恐怖心の低減

 

心理学者のアルバート・バンデュラーは望ましくない行動を除去する方法の研究を行いました。

犬を怖がる保育園児に、小さな男の子が犬と楽しそうに遊んでいる場面を1日20分見せました。

たったこれだけで犬を怖がっていたこどもたちの反応に顕著な変化が生じました。

4日後には67%の子供達が犬を可愛がり撫で回すようになったのです。

現実の場面ではなく、映画で見せても同様の効果があることが分かってます。

 

具体例4 テレビの悪影響

 

暴力や攻撃を放映するテレビは良くない影響を与えます。

何人かの子供達に、人々が故意にお互いを傷つけている場面を含んだテレビ番組の抜粋を見せたグループは

そうでない子供達のグループよりも、他の子供達に対して有害な行動をすることが多いことが分かっています。

 

社会的証明の原理が作用する2つの条件

社会的証明の原理は2つの状況において最も強い影響力を及ぼします。

1.不確かさ

2.類似性

 

なぜなら、どう振る舞えば良いか確信がもてないとき

人は他者の行動を参考にして自分の行動を決める傾向があります。

 

また、どう振る舞うのが適切なのかを考えるとき

一番参考になるのは自分と類似した他者の行動です。

つまり、私たちは自分と異なる人よりも類似した人が示す行動に従いやすいのです。

 

実際に、どこにでもいそうな主婦やサラリーマンが商品を推奨するコマーシャルが多いですが

その理由も類似性です。

販売するものが何であれ、どこにでもいる平均的な人々の絶賛に私たちは耳を傾けてしまうのです。

 

現実を歪める演出

 

この普通の人が登場するコマーシャルは、ささいな歪みを常に含んでいます。

なぜなら、私たちはその製品が気に入っている人からしか話を聞いていないからです。

つまり、その製品に対する社会的支持が多いという歪められた情報を受け取ってしまうことになります。

実際に、コマーシャルのプロデューサーは苦労して本物の証言を得ようとはしません。

彼らは単に、役者を雇い、リハーサルをしていないかのようにインタビューに答える普通の人の役を演じさせるのです。

 

テレビ番組では不適切演出(買い物客を装ったテレビ局員の知人にインタビューする等)が発覚して謝罪することがありますが、

これも社会的証明の原理を利用して現実を歪めるための演出なのです。

 

ウェルテル効果

 

ある自殺が一面記事として広く報道された地域では、その直後に自殺率が劇的に増加することが示されています。

これも社会的証明の原理で説明ができます。それが「ウェルテル効果」と呼ばれるものです。

 

ドイツの文豪ゲーテは「若きウェルテルの悩み」と題する小説を出版しました。

主人公ウェルテルの自殺を扱ったこの本は、驚異的な影響を及ぼしました。

その本によって、ゲーテが一躍有名になったばかりでなく、ヨーロッパ中でウェルテルを真似た自殺が相次いだのです。

 

現代のウェルテル効果

社会学者のデイビッド・フィリップスはアメリカにおける1947年~1968年までの自殺統計を調査しました。

彼は一面に自殺記事が出た2か月以内に、平均して普段より58人も多くの人が自殺していることを見出しました。

さらに、自殺が自殺を生むという傾向が、主に最初の自殺が広く報道された地域で見られることを示しました。

最初の自殺が広く報道されればされるほど、その後に自殺する人の数が増加することを発見したのです。

 

他人の死を知ると、残念ながら多くの人々が自分たちにとって自殺が適切な行動なのだと決めてしまいます。

そしてそのなかの何人かがためらいなく直接行動に移り、自殺率を増加させてしまうというのです。

これが社会的証明の原理のゾッとする例証の1つです。

 

まとめ

 

社会的証明の原理とは

ある行動を遂行する人が多いほど、それが正しい行動だと見なして模倣しまうこと。

 

・社会的証明の原理は購買における意思決定、恐怖心の低減など多様な場面で影響を及ぼす。

例えば、テレビの録音笑い、広告、恐怖心の低減、テレビの悪影響などがある。

 

・社会的証明の原理は2つの状況において最も強い影響力を及ぼす。

1.不確かさ

2.類似性

 

▽参考書籍▽

次回の記事では好意について紹介します!

一緒に学んでいきましょう!

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