【人を動かす3つの原則】今日からできる具体的方法

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人付き合いのコツを知りたい人間関係を良くしたい部下を育成したい顧客と良好な関係を築きたい幸せな家庭を築きたい

 

そんな方に読んでいただきたい1冊です。

 

 

この1冊に、人付き合いの極意が凝縮されています。

というのも、この【人を動かす】は1936年の刊行以来、邦訳だけでも500万部を突破した、歴史的大ベストセラーの本です。

著書のデール・カーネギーは1955年に亡くなりましたが、今でも多くの方に読み継がれています。

あらゆる自己啓発書の原点とも呼ばれており

人付き合いの根本原則を「自分にもできる!」と思えるように、分かりやすく書かれてあります。

 

【人を動かす】は第1パート、第2パート、第3パート、第4パートで構成されています。

本記事では第1パートの【人を動かす3原則】をご紹介します。

◎本記事の内容

人を動かすには3つの原則がある。

1.非難しない

2.褒める

3.相手の望むことを考える

 

◎人を動かす

アメリカの有名投資家、ウォーレン・バフェットも愛読しています。

 

人を動かす3つの原則

3つの原則

人を動かすには3つの原則があります。

1.非難しない

2.褒める

3.相手の望むことを考える

 

1つずつ、具体例を交えながらご紹介していきます。

 

非難しない

非難しない

1つめの原則は「非難しない」です。

みなさんは、自分が何かミスをした時に、素直に自分が悪かったと認めることができるでしょうか。

少し次元は異なりますが、犯罪者に関して面白い話を紹介しています。

シカゴを拠点にした暗黒街の帝王、アル・カポネという人物がいました。

 

アル・カポネはアメリカのギャング団のボス。シカゴとその周辺の犯罪組織を支配した。

1925年から,32年に脱税で逮捕されるまでの間が活動の最盛期で,禁酒法下で酒の密売を牛耳って巨利を得た。

コトバンクより引用

 

かつて全米を震え上がらせた暗黒街の帝王でさえ、自分のことをこう思ってました。

おれは働き盛りの大半を、世のため人のためにつくしてきた。

ところがどうだ、おれの得たものは冷たい世間の非難と、お尋ね者の烙印だけだ。

 

またシンシン刑務所長はこう語ってます。

受刑者で自分自身のことを悪人だと考えているものは、ほとんどいません。

あくまでも、自分の行為を正しいと信じています。

なぜ金庫破りをしなければならなかったのか、ピストルの引き金を引かねばならなかったのか。

自分の悪事にもっともらしい理屈をつけ正当化し、刑務所に入れられているのは不当だと思い込んでいます。

 

このように、どんな極悪人でさえも自分が悪いとは全然思っていません。

したがって、彼らほどの悪人でない一般の人々は、自分のことをいったいどう思っているでしょうか。

 

非難された時の相手の心理

アメリカの偉大な実業家で、百貨店王とも呼ばれるジョン・ワナメーカーはこう言ってます。

30年前に、わたしは人をしかりつけるのは愚の骨頂だと悟った。自分のことさえ、自分で思うようにならない。

神様が万人に平等な知能を与え賜らなかったことにまで、腹を立てたりする余裕はとてもない。

 

先人も、他人への批判は何の役にも立たないと言っています。

人の過ちをただしたり、人をやっつけたりすると、相手はすぐさま防御態勢をしいて、なんとか自分を正当化しようとしてしまいます。

それに、自尊心を気づつけられた相手は、結局、反抗心を起こすことになります。

 

リンカーンの座右の銘をご紹介します

人を裁くな ー 人の裁きを受けるのがいやなら

 

非難したくなった時の対処法

とは言っても、

ムカついた場合はどうしたらいいのよ!

と思いますよね。

成功している人も、誰もが昔から人を扱うのがうまかったわけではありません。

 

アメリカの偉大な政治家ベンジャミン・フランクリンは、若い時人づきあいが下手で有名でしたが、

後年、外交的な技術を身につけて人を扱うのがうまくなりました。

彼の成功の秘訣は

人の悪口は決して言わず、長所を褒めること。

 

さらに、英国の思想家カーライルは

偉人は、小人物の扱い方によって、その偉大さを示す。

と言っています。

人を批判したり、非難したり、小言をいったりすることは、どんなバカ者でもできます。

そしてバカ者に限ってそれをしたがるものです。

 

では、人を非難するかわりにどうすれば良いでしょうか。

デール・カーネギーは先ずは相手を理解するように努めてみましょう、と言っています

どいうわけで、相手がそんなことをしでかすに至ったか、よく考えてみる。

そのほうがよほど得策でもあり、またおもしろくもある。

理解と寛容は、優れた品性と克己心を備えた人にしてはじめて持ちうる徳なのです。

 

英国の偉大な文学者ドクター・ジョンソンの言葉を紹介します。

神様でさえ、人を裁くには、その人の死後までお待ちになる。まして、私たちが、それまで待てないはずはない。

 

褒める

褒める

2つ目の原則は「褒める」です。

人を動かす秘訣は、この世にただ一つしかないと、デール・カーネギーは言います。

それは、みずから動きたくなる気持ちを起こさせること。

そして人を動かすには相手の欲しがっているものを与えるのが、唯一の方法です。

相手は何を欲しがっているのでしょうか?

それは「自己の重要感」です。

 

人は重要感を渇望している

シェークスピアでさえ、自分の名に箔をつけるために、大金を積んで家紋を手に入れました。

 

また、リンカーン夫人は、大統領官邸でグラント将軍夫人に向かってこう言いました。

まぁ、なんてあなたはずうずうしいんでしょう!私がお掛けなさいとも言わないうちに、腰を降ろしてしまうなんて!

 

さらに、現実の世界では自己の重要感を満たせないので、狂気の世界でその満足を得ようとして、実際に精神に異常をきたす人もいます。

 

自己の重要感を渇望するあまりに、狂気の世界にまで入ってそれを満たそうとする人も、世の中にはいるのです。

だとすると、私たちが正気の世界でこの望みを満たしてやることができれば、どんな奇跡でも起こすことができるのではないでしょうか

 

心理学者ウィリアム・ジェームズはこう言っています。

人間のもつ性情のうちでも、もっとも強いものは他人に認められることを渇望する気持である。

 

自己の重要感こそ、人間の心をたえずゆさぶっている焼けつくような”渇き”です。

しかし、他人の心の渇きを正しく満たしてやれる人は極めてまれです。

だからこそ、それが出来る人が他人の心を、自己の手中に収めることができるのです。

 

重要感を満たす方法

具体的に何をすれば良いの!

先人たちは、どのように相手の重要感を満たしていたのでしょうか?

 

鉄鋼王のアンドルー・カーネギーが、当時38歳という若さだったチャールズ・シュワッブを社長に迎えました。

シュワッブは人を扱う名人であり、次のような秘訣を教えてくれました。

他人の長所を伸ばすには、褒めることと、励ますことが何よりの方法だ。

上司から叱られることほど、向上心を害するものはない。私は決して人を非難しない。

人を働かせるには奨励が必要だ。気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与える。

 

また、心からの称賛で一人の人間の人生が変わった話があります。

デトロイトにある学校の女先生が、授業中に逃げた実験用のねずみを、スティーヴィー・モリスという少年に頼んで探し出してもらいました。

この先生がスティーヴィーにそれを頼んだのは、彼が、目は不自由だが、その代わりにすばらしく鋭敏な耳を天から与えられていることを知っていたからです。

すばらしい耳の持ち主だと認められたのは、スティーヴィーとしては、生まれて初めてのことでした。

スティーヴィーの言葉によれば、実にその時、自分の持つ能力を先生が認めてくれたその時に、新しい人生が始まった。

それ以来、彼は、天から与えられた素晴らしい聴力をいかして、

ついには「スティーヴィー・ワンダー」の名で1970年代の有数の歌手となりました。

 

お世辞と称賛の違い

褒めると言っても、もちろん、お世辞は分別のある人には、まず通用しないものです。

お世辞と言うものは、浅はかで、利己的で、誠意のかけらもありません。

 

お世辞と称賛の違い

お世辞:真実でない、口から出る、利己的、誰からも嫌われる

称 賛:真実である、心から出る、没我的、誰からも喜ばれる。

 

もっと具体的に教えて欲しいわ

 

他人の真価を認めようと努めるのは、日常生活では非常に大切な心掛けですが、ついおろそかになりがちです。

例えば子ともにとっては、親が示してくれる関心や称賛の言葉ほど、嬉しいものはありません。

 

人はたいてい、自分のことばかり考えて暮らしてます。

そこで、しばらく自分のことを考えるのをやめて、他人の長所を考えてみる。

他人の長所が分かれば、見え透いた安っぽいお世辞などは、使わなくてすむようになるはずです。

 

デール・カーネギーは言います

「どんな人間でも、何かの点で、私よりも優れている。私の学ぶべきものをもっているという点で」この視点で自分の欲求を忘れて、他人の長所を考えようではないか。

深い思いやりから出る感謝の言葉をふりまきながら日々過ごす、これが友を作り、人を動かす秘訣である。

シュワッブのように心から賛成し、惜しみなく賛辞を与えよう。

与えた本人が忘れても、受けた相手は、いつまでも忘れないでいつくしむだろう。

 

相手の望むことを考える

考える

3つ目の原則は「相手の望むことを考える」です。

私たちは自分の好きなものに興味を持ちます。

しかし、自分以外には誰もそんなものに興味を持ってはくれません。

誰もかれも、私たち同様自分のことでいっぱいです。

したがって、人を動かす唯一の方法は、

その人の好むものを問題にして、それを手に入れる方法を教えてあげることです。

 

例えば、自分の息子に煙草を吸わせたくないと思えば、説教や自分の希望を述べても効果は期待できません。

煙草を吸うものは野球の選手になりたくてもなれず、百メートル競走に勝ちたくても勝てないということを、説明してあげるのが効果的です。

 

相手の心の中に強い欲求を起こさせる

心理学者オーヴァストリート教授はこう言ってます。

人間の行動は、心の中の欲求から生まれる。

だから、人を動かす最善の方法は、まず、相手の心の中に強い欲求を起こさせることである。

商売においても、家庭、学校においても、あるいは政治においても、

人を動かそうとするものは、このことをよく覚えておく必要がある。

これをやれる人は、万人の支持を得ることに成功し、やれない人は、一人の支持者を得ることにも失敗する。

心の中に強い欲求を起こさせる?

なんか良くわからないわ

 

具体的に先人の方法を見ていきましょう。

 

鉄鋼王アンドルー・カーネギーはもとはスコットランド生まれの貧乏人でした。

しかし彼は若いころからすでに、人を動かすには、

相手の望む事柄を考えて話す。それより他に方法はない。

と悟っていました。

 

自動車王ヘンリー・フォードも人間関係の機微にふれた至言を吐いています。

成功に秘訣というものがあるとすれば

それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、他人の立場からも物事を見ることのできる能力である。

 

他人の立場から物事を見て、その心の中に欲求を起こさせる。

これは相手をうまく操って「こちらの利益にはなるが先方には損になること」では決してありません。

双方が利益を得なければ意味はありません。

 

身近な例

たとえば、会社や学校でバスケットボール仲間を集めたいと思ったとしましょう。

みんなにバスケットボールをやってもらいたいんだ。

僕はバスケが好きで、何回か体育館へ出かけたが、いつも人数が足りなくてゲームがやれないんだ。

この前なんか2~3人しかいなくて、ボールの投げ合いで終わってしまった。

明日の晩だけど、みんな是非来てくれないか。僕はバスケがやりたくてしかたがないんだ。

と言っても誰も行きたいと思わないですよね。

なぜなら、彼は相手がやりたくなるようなことは何も言っていないからです。

 

バスケをやればどういう利益があるか、元気が出るとか、食欲が旺盛になるとか、頭がすっきりするとか、とても面白いとか、

それを言わないと相手の心は動きません。

 

オーヴァストリート教授のことばを再度確認しておきましょう。

まず、相手の心の中に強い欲求を起こさせることである。

これをやれる人は、万人の支持を得ることに成功し、やれない人は、一人の支持者を得ることにも失敗する。

まとめ

本記事ではPart1の【人を動かす3原則】をご紹介してきました。

人を動かすには3つの原則があります。

1.非難しない

2.褒める

3.相手の望むことを考える

 

次回は、Part2の【人に好かれる六原則】をご紹介します。

 

<参考書籍>

◎人を動かす

 

一緒に学んでいきましょう!

 

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